結婚式場で結婚写真を撮影

結婚式場で結婚写真を撮影

私が結婚したホテルでは、ワンフロアに結婚関連の設備がつながっていました。
各部屋に別れているものの、移動が楽でとても便利です。

衣装替えの部屋、写真撮影の部屋、神前式の結婚式場、家族写真、控室が同じフロアでした。
1階下に降りると、披露宴会場です。遠距離恋愛で結婚したために、前撮りをする余裕がありませんでした。
ブライダルの担当者は、写真は無理をしてでも前撮りがおすすめと何度も言ってくれていたのに、面倒でお断りしてしまいました。
今から思うと前撮りにもメリットがあったなと感じました。

結婚式の予行練習のようにドレスや着物を着ることができる点や、時間に追われないこと、写真に集中できることです。
そして、ちょっと気になったことは私の酔っ払った顔が、結婚写真として残ってしまったことです。
三々九度ではすべてお酒を飲み切りました。披露宴ではグラスに継がれたものはすべて飲み干していました。
衣装替えのたびに写真撮影をしていきましたが、どんどん酔っ払いに変身していく姿に、写真を見てびっくりしました。
その時は全く気が付きませんでした。最初の和装はお互いに恥ずかしい気持ちとうれしい気持ちで、表情にも態度にも出ていました。

妻に聞いたところ、撮影が行われるたびに顔が赤くなっていき、ポーズもお笑いのようになっていきました。
スタッフの方が立ち方などアドバイスをしていただいたおかげで、変なポーズにはならなかったものの、顔は緩んでいます。
写真を見るだけで酔っ払っているのがよくわかりました。

硬い表情がなくなってよかったと思うか、酔っぱらいのままで記念としてよかったと思うのか、私は酔っぱらいで良かったと思います。
妻はきちんとした結婚写真も欲しかったようです。妻は全く飲まないので、キレイに着飾ってもらい結婚写真に映っていました。
グレーのタキシード姿は真っ赤な顔で、酔っぱらいは私らしいしなと思っています。
スタッフは、正直に言うと、きちんとした姿で撮影したかったようです。私の酔っぱらいに苦笑いでした。

出来上がった結婚写真を見て、両親は笑っていました。子供が生まれ、子供たちに結婚写真を見せたときの反応も面白かったです。
ママはキレイ、パパは酔っ払っていると言われました。他にはなかなかない良い記念になったと改めて感じました。
私は、自然な形で写真が撮れたことに満足しています。
ビールが好きなパパは、結婚式でもたくさん飲んで楽しかったということが思い出に残りました。
金銭的に余裕があれば、前撮りと当日撮影の両方の写真があれば面白かったなと感じました。


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